2008年9月のメッセージ

総理大臣また辞任

首相官邸がデモ隊に囲まれているバンコクの特派員メモ(朝日新聞、柴田直治氏)に、タイの上院議員のこんな発言が紹介されていました。
「こんな事態、日本の首相ならとっくに辞めている」 特派員の同僚は、「中国なら死刑ですわ」。
司馬遼太郎の「龍馬がゆく」を読むと、ちょっと危なくなったら相手に殺される前にすぐに切腹したがる侍達が、これでもかこれでもかと出てきます。国会で追及されるのが嫌だから、その前に辞めてしまおうということなのでしょう。逃げるが勝ち、ということでしょうか。

私の今月のメッセージは
去年の9月のメッセージと同じですから、そちらをご覧下さい。



と言いつつやっぱり一言だけ、、、。

銀行が金を貸してくれない、お客さんが商品を買ってくれなく、社員に給料が払えない、 などなど大企業から中小零細企業に至るまで会社の社長は神経をすり減らすしんどい役職だと思います。 辞めたくなることや死にたくなることだって、一度や二度ではなかろうと思います。しかし、自分を信じて働いてくれる社員とその家族のことを考えると、「社長を辞めることにしました」なんて無責任なことを言う人はいません。客が悪いとか取引先が悪いとか銀行が悪いとか他人のせいにして、社長職を放りだした人の話など聞いたことありません。部長でも課長でも、思い通りにいかないからと言って辞める人などいません。

オザワさんが話をしてくれないから、辞めたのだそうです。北朝鮮もロシアも中国も韓国もアメリカも、オザワさんよりずっとずっと手強いですよ。北朝鮮と話し合って私が解決してみせると、自信満々だったじゃなかったですか。

自分自身のことをを客観的に見ることができるんです。「あなたとはとは違うんです」。

記者さん、こんな逆ギレ爺さんと違って良かったですね。

お父上やお祖父さんが総理をされた息子さんやお孫さんというのは、ほんとにダメ総理になるのですね。アベさんやフクダさんに怒りを向けない自民党って、ほんとダメ党なんですね。アベさんフクダさんの行為を国民に信を問うことなく総裁選挙で盛り上がる日本の国会は、ほんとダメ国会なんですね。

ソウルでは米国の牛肉輸入解禁に反対して30万人がデモ・暴動、 タイでは首相官邸はもとより観光地のプーケットの空港まで反対デモがあり軍事封鎖、ビルマのアウンサン・スーチーさんは20年に亘って軟禁され今日もハンガーストライキ中、中国ですら市民の暴動やデモ活動は日常的で、今週も湖南省で数千人の市民が数時間にわたって駅を占拠して列車を止めて数百人の武装警察隊が衝突したとか、浙江省では縫製工場で少年が転落して負傷した事件を巡って1万人が工場に投石して特殊警察部隊と衝突したとかいった類の記事が、新聞に小さく載る。

福沢諭吉の「学問のすゝめ」に次のような言葉があります。

「この人民ありてこの政治あるなり」

アベさん・フクダさんが居直るのは、この人民が怒らないからでしょう。口先だけの百年安心も福祉も環境もエネルギーも、どうでもいい。このような政治家を許す日本の国会に、国民はもっと怒りをぶつけましょう。

とはいっても、今回は自民党の中だけの選挙です。怒りのぶつけようもない。国民に代わって、マスコミにしっかりしていただきたいと願います。視聴率稼ぎのために、ワイドショー的に自民党総裁選を盛り上げないで下さい。コイズミ劇場の成功も失敗も、その責任の半分はマスコミにあると思います。第4の権力としてマスコミには、今回はプライドある報道を期待します。

「このマスコミありてこの政治あるなり」 
SK


[1] 
2007年9月のメッセージ
首相が仕事を投げ出したときは?


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